3 迷惑メールを予防するには
3-3 アドレスを使い分ける

相手によって複数のアドレスを使い分ける

迷惑メールは、いつ、どんなきっかけで受信してしまうようになるか分かりません。
そこで、アドレスを掲載したり、サイトなどへ登録をしたりする場合には、情報が流出してしまうリスクを考慮して、パソコンでメールを利用する場合、あらかじめ複数のアドレスを取得しておき、利用する場面によって使い分けると便利です。

例えば、家族とのやりとりだけならプライベート用のアドレス、ネットショッピングの際に使うのは「my-shop@〇〇.△△」というアドレス、友達用は「my-friend@〇〇.△△」など、ご自分のメール利用スタイルに合わせて使い分けてみてください。
「信頼できる相手か判断がつかない対象」は、迷惑メールが来てしまうことを前提にアドレスを別にしておけば、必要なメールが迷惑メールに埋もれることもなくなり、メールフォルダでの振り分け設定も楽にできます。

ケータイの場合は?

ケータイアドレスは基本的に1台に、1つ。そのため複数アドレスの使い分けはなかなか難しくなります。おすすめの利用法は、まず、迷惑メールフィルターを携帯・PHSのみ受信に設定し、ケータイアドレスでのやり取りは知り会いとのケータイメールだけにします。

そして、情報サイト等へ登録する際にケータイアドレスがどうしても必要になったときは、そのサイトのドメイン(たいていのサイトには登録の際に〇〇.△△を受信許可設定にしてくださいなどのガイダンスがあります)を許可リストに指定していきます。
迷惑メールの大半はパソコンから送られてくるため、この方法ならほとんどの迷惑メールをブロックすることができます。

アドレスを取得するには?

アドレスの取得には、現在利用中のプロバイダに追加のアドレスを申し込む方法と、無料ですが本文に宣伝文句を含むフリーメールを利用する方法があります。

両方のサービスのメリット・デメリットを考慮して、取得するようにしましょう。

<プロバイダのメールサービスを利用する>
プロバイダの複数アドレスサービスを利用することができます。
メリット
・メール本文に広告が挿入されない
・プロバイダが提供している迷惑メールフィルタリングが利用できる
・オークションなど、セキュリティ設定の高いサイトへの登録アドレスとして利用できる
デメリット
・アドレス追加取得の際に有料の場合がある

<フリーメールを利用する>
プロバイダで複数アドレスを取得するには有料となる場合もあるので、フリーメールを利用する方法も効果的です。 必要事項を入力すれば誰でも簡単にアドレスを取得でき、次のような特徴があります。
メリット
・無料
・Webページ上で、アドレスの取得ができる
・場所・端末を問わず同じ環境でメールの送受信が可能
デメリット
・多くの場合、メールに広告が挿入される
・一部のサイトやネットオークションに参加できない

これらの特徴から考えると、家族・親しい知人にはメインのプロバイダのアドレス、ネットショップや信頼できる相手か判断がつかない対象にはフリーメールアドレスを利用することをおすすめします。

関連ページ

2-1 パソコンの対策:メールソフトやセキュリティソフトを利用した対策について

2-2 ケータイの対策:ケータイ会社が提供している迷惑メールフィルタリングについて

2-3 WEBメールの対策:フリーメールやプロバイダメールをweb上でご利用中の場合

2-4スマートフォンの対策:iPhoneやAndroidケータイをご利用中の場合

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