3 迷惑メールを予防するには
3-1 迷惑メールを受け取ったら

ゼロトラスト 3つの基本

ゼロトラシスターズイメージ

迷惑メールを受信しないようにどんなに注意をしていても、様々なきっかけでアドレスが迷惑メール送信業者に渡ってしまう可能性があります。 また、迷惑メール対策を行っていたとしても、迷惑メール送信者は手法を次々と変えて送信してきます。そして、最近の迷惑メールは大変精巧に作られていて、本物かニセモノか見分けるのが難しくなっています。ですから、メールを受信したときは、たとえ公式メールだと思っても、「最初は信頼せず、きちんと確認する」というゼロトラストの考え方が大切になります。

次の3つの基本を守り、迷惑メールからつながるトラブルを未然に防ぎましょう。


1. メールを開かない(無視する)

迷惑メールを開いてしまうと、ウイルス感染や望まない広告・画像などが表示される恐れがあります。添付ファイルを開くのも同様です。すべてのメールは、ひとまず、件名や送信者などを確認するだけにして、それ以上開くのはやめましょう。件名で「確認」「重要」「セキュリティ」などを強調している場合は、開かない方が安全です。

ウーノイメージ

※メールソフトによっては、ダブルクリックしてメールを開かなくても画面内にウインドウが開きメール内容を表示してくれるプレビュー機能という便利な機能があります。しかし、このプレビュー機能を利用していると、結果として、開くつもりのないメールまで表示してしまう(メールをダブルクリックして開いたのと同じ)ことになります。
このため、メール表示形式や設定によっては、ウイルスに感染してしまったり、送信者にメールを見たことがわかってしまう場合があります。利便性よりもトラブル未然防止の観点を重視するのであれば、プレビュー機能をOFF(無効)にしてプレビューでの表示はしないように設定しておきましょう。具体的設定方法は、ご利用いただいているメールソフトのヘルプ等でご確認下さい。
※メールの転送の際に、一部のケータイ、スマートフォン、タブレットなどはメールを開かなければ転送できない仕様になっております。違反メールなどの情報提供をいただく際は十分にお気をつけください。特に添付ファイル付のメールでご不安な場合は削除をおすすめいたします。


2. リンクをクリック・タップしない

迷惑メールに記載されているURL(http~)をクリック・タップしないようにしましょう。迷惑メールに記載されたサイトへのアクセスは、詐欺サイトへ誘導されてトラブルのきっかけになる危険があります。
アドレスなどを識別するURL情報を含む迷惑メールの場合は、URLをクリックしてサイトを閲覧しただけで、サイトの運営者に、あなたがメールを受け取り、サイトにアクセスした事が分かってしまいます。 サイトの確認は、メールのリンクを開かず、公式アプリか、サイトのブックマークからアクセスするようにしましょう。

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3. 入力しない

迷惑メールにだまされて個人情報などを盗まれないように注意してください。
有名企業を装って偽サイトへ誘導し、IDやパスワードを入力させてだまし盗る「フィッシング詐欺」の例もあります。
受信したメールから誘導されて、クレジットカード番号やID・パスワードなどの入力や確認を求められても、絶対に入力しないようにしましょう。個人情報を要求するあやしいメールを受け取った際は、直接、利用会社に問い合わせを行うなどの確認が必要です。

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当センターへ着信した最新の迷惑メール・フィッシング詐欺メールはこちらをご覧ください。→要注意メール一覧

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