1 迷惑メールの概要について
1-3 チェーンメール

撃退!チェーンメール(新しいタブで開きます)

「撃退!チェーンメール」サイトについて

チェーンメールは、この手紙を回さないと不幸になるといった「不幸の手紙」のメール版で、受け取った人に誰かに転送させることを目的とした迷惑メールです。

転送されることが目的なので受け取った人に対して、「誰かに送らなければ不幸になる」「危害を加える」など脅かす内容が多く、主に小中学生などの子どもの間でやり取りされています。これは、大人ならすぐに誰でも嘘だと分かる内容でも、「殺しにいく」「呪われる」などの脅迫的な言葉に怖くなり不安になって、どうしても無視できない子どもが友人たちに送ってしまうからです。

また、受験のお守りや恋愛祈願などの内容のチェーンメールの場合、悪気はなく、逆に良いことを知らせるつもりで転送する子どもも多いようです。しかし、チェーンメールは相手に勝手な転送を押し付ける『迷惑メール』であり、友人関係など周囲に悪影響を及ぼすことにもなりかねませんので、どんな内容であれ、送っていいものではありません。

なお、チェーンメールは迷惑メールであると説明しましたが、一般的な迷惑メールとの違いはなんでしょうか。それは「送信者が必ず知り合いである」という点です。一般的な迷惑メールなら、ケータイ会社が提供する迷惑メールフィルターが利用できますが、チェーンメールは別です。普段やりとりする友人のアドレスを受信拒否するわけにはいきませんし、内容がさまざまにあるチェーンメールをカテゴリ別のフィルターですべてブロックすることもできません。チェーンメールを止めるには、送ってきた友人たちに直接止めるよう伝えるか、無視するしかありません。中には同じ内容のチェーンメールを複数の友人から何通も送られてくる場合もあり、迷惑メールを受け取るストレス以上のわずらわしさを感じることは明らかです。

そこで、チェーンメール転送防止の始めはまず、送られてきた自分が止めることです。

当センターでは、不安になっている子どものために、チェーンメールの捨て場所となる転送先アドレスを提供しています。このアドレスは、子どもたちがどうしても不安な場合、友人・知人にチェーンメールを送ってしまう前に当センターへ転送するよう利用を呼びかけています。当センターへ送ることで、流通しているチェーンメールの流れが一旦止まり、新しいチェーンメールが作成されない限り、ここで終わることになります。

また、チェーンメールは送らなくても何も怖いことは起こらないと子ども自身が気づくことも大切です。当センターでは転送されたチェーンメールから、内容やその実態などを分析し、「撃退!チェーンメール」としてコンテンツやパンフレットを作成しております。チェーンメールの実態やなぜ転送してはいけないのかなどの理由も説明していますので、家庭や学校で子どもが納得したうえで安心してチェーンメールを止めることができるよう、ぜひ参考にしてください。

最近は子どもだけではなく、大人の間でも善意の気持ちで不確かなメールをチェーンメールとは知らずに送ってしまう事例があります。特に東日本大震災においては、救援物資の送付願い、節電の呼びかけなどますます情報が錯綜してしまう事態となりました。こうした事例もサンプルメールとして紹介しておりますので、講演や指導の際の説明の一助としてご利用いただければ幸いです。

チェーンメール対策コンテンツ

●サイト
撃退!チェーンメール オススメ
チェーンメールについて、さまざまな内容や転送してはいけない理由をわかりやすく紹介。不安な時の転送先アドレスはパソコン・ケータイ用あわせて20個用意しています。
撃退!チェーンメール データ公開
当センターへ寄せられたチェーンメールの転送数や内容などを紹介
●パンフレット
チェーンメール対策BOOK「撃退!チェーンメール&メッセージ」 (PDF:8.9MB)(新しいタブで開きます)

チェーンメールの問題点や悪影響、LINEで流行するチェーンメッセージに加え、2021年度版では、コロナ禍で問題となった誤情報やデマなどにだまされないよう、情報リテラシーを養うことを目的に「情報への接し方」の章を追加しました。子どもから大人まで幅広くご参考いただける資料となっております。

撃退!チェーンメール対策BOOK

関連ページ

2-1 パソコンの対策

2-2 ケータイの対策

情報提供のお願い

関連サイト

電気通信消費者情報コーナー(新しいタブで開きます)(総務省)

Adobe Reader(新しいタブで開きます)
PDFファイルをご覧いただくには、Adobe Systems社から無償提供されているAdobe® Reader(新しいタブで開きます)が必要です。

ページの最初へ移動