令和5年度「電波の日・情報通信月間」表彰

 総務省は、情報通信の発展に貢献した個人及び団体に対し、毎年「電波の日・情報通信月間」において表彰を行っています。令和5年度は、(一財)日本データ通信協会の事業に関係する分野において下記の高等学校2校がこの栄誉に輝きました。

 ・福島県立郡山北工業高等学校
 ・静岡県立沼津工業高等学校

受賞校の校長先生より喜びの声をいただきましたので、皆様にご紹介します。

■東北地区(東北総合通信局長表彰)
 福島県立郡山北工業高等学校

 電気通信設備の工事担任者等の資格取得に向けた教育に積極的に取り組み多くの合格者を輩出するなど、ICT人材の育成に多大な貢献をされました。

【受賞者の一言】

 この度は、令和5年度「電波の日・情報通信月間」におきまして、東北総合通信局長表彰を賜り誠にありがとうございます。受賞できましたことは、本校の教職員及び生徒にとりまして大変名誉なことであり、創立以来、資格取得を奨励し、地域産業を支える人材を輩出してきたことが評価いただいたと考えております。このような機会を与えていただきました関係の皆様に心から感謝申し上げます。

 現在、社会はDXが急速に進むなど、大きく変化しております。また、本校が位置する福島県は東日本大震災からの復興・創生に向けて様々な課題を抱えており、課題解決のためにはICT技術が欠かせません。未来を予測することが困難な社会において、豊かな社会や地域を創造するために、挑戦し続ける技術者の育成にこれまで以上に努めて参りますので、今後も変わらぬ御指導、御支援をお願い申し上げます。

(福島県立郡山北工業高等学校 校長 鈴木稔様)

■東海地区(東海総合通信局長表彰)
 静岡県立沼津工業高等学校

 多年にわたり、生徒の工事担任者資格取得の指導に積極的に取り組むことにより多くの合格者を輩出するなど、ICT基盤を支える人材の育成と情報通信分野の発展に多大な貢献をされました。

【受賞者の一言】

 この度は、令和5年度「電波の日・情報通信月間」にて、たいへん名誉な賞をいただき、心から御礼申し上げます。本校が行ってきた国家資格取得への取組が評価されたことに、感慨無量の思いです。

 本校は、主に電子ロボット科において、工事担任者の資格取得指導を行っております。本科は学科改編が始まった令和元年以前から、電子科としてこの資格取得に専心して参りました。生徒たちが工事担任者の資格取得によって自信を持ち、更なる飛躍に向けて努力する契機として、本校の工業教育において欠かすことのできない重要なプロセスです。

 工業系の学科を設置する高校にとって、資格取得は教育の肝となっておりますが、取得して終わりではありません。次々と変化する時代の中で、生徒たちには取得した資格を次のステップへ活かしてほしいと思っております。取得した資格の活用について助言・支援していくことも資格指導に含まれており、これも進路指導・キャリア教育の一環と捉えています。

 本校では、今後より一層工事担任者の資格取得の指導に熱意を注ぎ、地域社会や日本の産業社会に貢献できる人材の育成に努力していく所存です。今後とも関係各方面の皆様方の御指導、御支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

(静岡県立沼津工業高等学校 校長 望月保宏様)