令和元年度「電波の日・情報通信月間」表彰

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 総務省は、情報通信の発展に貢献した個人及び団体、デジタルコンテンツの今後の創作活動が期待される者に対し、「電波の日・情報通信月間」記念式典において表彰を行っています。令和元年6月3日に全国で行われた本年度の記念式典では、(一財)日本データ通信協会の事業に深いつながりのある2人の個人、1つの団体がその栄誉に輝きました。
 表彰式の模様と受賞者の喜びの声をお伝えします。

■「電波の日・情報通信月間」関東情報通信協力会長表彰
 石川守雄(いしかわ もりお) 氏
 扶桑電通株式会社
 サポートサービス本部 本部長付

 日本データ通信協会では、平成17年8月に情報通信事業等に関わる有識者、関係企業、団体等から選出されたメンバーからなる「工事担任者スキルアップガイドライン委員会」を発足し、工事担任者に対して継続的にどのような知識および技術を修得すべきかを提示するための具体的指針となるスキルアップガイドラインを毎年策定しています。さらに、同委員会では、ガイドラインで規定した要件を修得した工事担任者を「情報通信エンジニア」として認定しています。3万人以上が研修受講している「情報通信エンジニア」は、工事担任者をフォローする唯一の取り組みとして、人材育成基盤、国の資格者制度の維持・推進に貢献しています。
 石川守雄氏は「工事担任者スキルアップガイドライン委員会」WG委員として、多年にわたり、情報通信分野、関連分野の技術革新に対応したタイムリーな情報提供、スキルアップガイドラインの策定や情報通信エンジニア更新研修テキストの作成に携わり、工事担任者育成に尽力するなど、情報通信人材の育成に多大な貢献を行ってきました。この度、こうしたご功績により関東情報通信協力会表彰を受賞しました。

関東情報通信協力会長表彰を受賞した石川守雄氏(右)

【受賞のことば】

 令和元年度「電波の日・情報通信月間記念式典」において「関東情報通信協力会会長表彰」を賜り、誠に有り難う御座いました。大変名誉なことと思っております。
 私は、一般財団法人日本データ通信協会様の「工事担任者スキルアップガイドライン委員会」に平成25年から参加させて頂き、各参加メンバー様・電気通信大学の加藤先生、およびデータ通信協会様と共に、情報通信エンジニアの更新テキストの検討・執筆に参加してまいりました。また、社内においては情報通信エンジニアの取得活動に携わっております。
 今回、微力ながらこの様な活動に参加し、表彰を頂いたことは恐縮の限りでございます。 
 今後の情報通信分野は、来年のオリンピックを契機に5世代移動通信システムが本格運用することなどから高度化し、我々の生活が益々便利になるものと思われます。
 この様な変化のなかで、情報通信基盤の構築に携わる工事担任者には、より一層のスキルアップが求められ、工事担任者の知識・技術を継続的に向上させる情報通信エンジニア制度には、今後更に期待が集まることが予想されます。
 以上により、同制度の益々の充実・発展を祈念して、受賞のことばといたします。有り難う御座いました。
(石川守雄様)

■「電波の日・情報通信月間」関東情報通信協力会長表彰
柴田孝一(しばた こういち) 氏
セイコーソリューションズ株式会社
クロノトラスト担当部長

 総務省が平成16年に「タイムビジネスに係る指針」を公表したのを踏まえ、日本データ通信協会では、平成17年よりタイムビジネス信頼・安心認定制度をスタートし、平成18年7月には、業界団体である「タイムビジネス協議会」を設立しました。その後、平成30年6月には、タイムビジネス協議会を発展的に改組し、「トラストサービス推進フォーラム」を設立しています。
 柴田孝一氏は、タイムビジネス協議会の設立に貢献し、同協議会の設立当初から企画運営部会委員として、タイムビジネスの認知向上や規格・ガイドラインなどの策定に尽力するとともに、「トラストサービス推進フォーラム」の設立にあたっても中心的な役割を担い、現在も同フォーラムの企画運営部会長として精力的に活動しています。
 この度、多年にわたり、電子情報の信頼性を高める時刻配信・時刻認証などのタイムビジネスの認知向上や規格・ガイドラインの策定に尽力するとともに、トラストサービス利用促進のために積極的な活動を継続し情報通信の発展の多大な貢献をしてきた柴田氏のご功績が、関東情報通信協力会長表彰へと結実しました。

関東情報通信協力会長表彰を受賞した柴田孝一氏(右)

【受賞のことば】

 このたび、令和元年度「電波の日・情報通信月間」において 関東情報通信協力会長表彰という我が国の情報通信における栄えある賞をいただきました。関係各位の皆さまに、改めて御礼申し上げます。
 これからのデジタル社会において、デジタルデータの信頼性を担保するサービスとして「コト」の尺度である時刻を、信頼のおける仕組みで提供するタイムビジネスの価値と必要性を関係各位と地道に21世紀初頭から訴求してきたことが、我が国の情報通信の発展に寄与していると認められたことが、なにより嬉しいことでございます。
 EUでは、域内統一電子取引市場実現に向けて、流通するデータの信頼を担保するためトラストサービスを域内統一規則として、いち早く整備を進めており、国際的な展開を目論んでいます。
 一方我が国では、ヒトのみならずIoT機器が膨大なデータを吐き出し、それをコンピュータが分析、新たなデータとして社会に提供し、ヒトを豊かにする社会「Society5.0」の実現をめざしており、ダボス会議では、これからの経済成長のエンジンは、デジタルデータであり、「Data Free Flow with TRUST」が最重要課題であると提言されました。
 流通するデータの信頼性確保に関する意識が高まってきております。
 今回の表彰は、デジタルによる社会変革の基盤となるトラスト基盤の早期整備と普及にむけてトラストサービス推進フォーラムへの期待と認識しております。
 微力ではありますが頑張ってまいりますので、今後とも何卒よろしくお願いします。
(柴田孝一様)

■「電波の日・情報通信月間」近畿情報通信協議会会長表彰
 尼崎市立尼崎双星高等学校

 兵庫県尼崎市立尼崎双星高等学校は、永年にわたり、国家試験による工事担任者を多く輩出するとともに、工事担任者規則第38条2項「資格者証の交付を受けた者は、端末設備等の接続に関する知識及び技術の向上を図るように努めなければならない」に規定される工事担任者の努力義務に対応し、資格取得後の継続的な知識及び技術の習得に努める「情報通信エンジニア」資格取得者も数多く輩出しています。生徒、教職員、保護者が一丸となって継続的なスキルアップに取組み、高等学校における情報通信技術の向上、国の資格制度の推進、情報通信人材の育成に多大な貢献を行いました。
 この度、こうした同校の取組が近畿情報通信協議会会長表彰を受賞しました。

近畿情報通信協議会会長表彰を受賞した尼崎双星高等学校の谷清隆校長(右)

【受賞のことば】

 この度の「電波の日・情報通信月間」記念式典において、近畿情報通信協議会会長賞を受賞できましたことは、本校として、また、教職員・生徒にとっても、大変名誉なことであり、嬉しく思っています。このような機会を与えていただきました一般財団法人日本データ通信協会の皆様に感謝申し上げます。
 この受賞に慢心せず、今後も継続して情報通信人材を育成し、資格取得のみならず、その知識と技術を活かした社会に貢献し、これからの人手不足やAIに対応できる生徒を育てていけるよう取り組んでまいります。今後ともご指導、ご支援を賜りますようお願いいたします。本当にありがとうございました。
(代表:学校長 谷 清隆様)