Challenge! 青森県立八戸工業高等学校

頂をつかめ

青森県立八戸工業高等学校
電子科主任 佐々木正朋

学校紹介

 本校は、昭和19年八戸市立商業学校内に四年制甲種工業学校として創設され、今年度で創立79年目を迎える定時制を併設した工業高校です。卒業生は2万1千名を超え、県内外において工業分野にとどまらず各方面で活躍しています。

 全日制の課程には、これまで機械科、電子機械科、電気科、電子科、情報技術科、土木建築科(土木コースと建築コース)、材料技術科の7学科が設置されていましたが、令和3年度から機械科、電気科、電子科、土木科、建築科、材料技術科の6学科となりました。各学科、資格取得にも力を入れており、ジュニアマイスター顕彰制度では認定者数上位30校に3年連続で入っています。

電子科紹介

 エレクトロニクス技術の発展により、私たちの身の回りには便利な電気製品が様々とでき快適な生活を送れるようになりました。電子科では、ますます発展していくこの技術の習得を目指して電気、電子、情報の基礎的なことを幅広く学習します。情報技術科の閉科に伴い、プログラミング技術等の情報分野にも力を入れています。また、工事担任者の他、第二種電気工事士や危険物取扱者等の国家資格取得も推奨し、スキルアップと進路実現に向け職員一丸となって取り組んでいます。

 工事担任者については全員受験とし、初の試みですが1年生後半から第1級デジタル通信の指導を行い2年生の5月試験に向けた取り組みを行いました。過去問題やインターネット等の問題を用いて13名の合格者(合格率39.4%)を出すことができました。科目合格者も多く、卒業までに第1級デジタル通信および第1級アナログ通信、総合通信を取得できると考えています。

 令和4年度第一回定期試験「第一級デジタル通信」合格、情報通信人材教育研究会会長表彰(上位資格合格部門)の受賞生徒

電子科2年生合格者の声

生徒A

 工事担任者1級デジタル通信は、高校に入学して初めて取得した国家資格です。初めは、知らない単語や公式がたくさん出てきて取得できるか分からなかったのですが、過去問題を解けば解くほどどんどん覚えることができました。私は国家試験の勉強は一人でやるよりも友達同士で行うことで、間違った覚え方をしていたことに気づき効率よく学ぶことができました。第1級デジタル通信の資格は、将来的に就職などで役に立つと思うので、怖がらずに一度受けてみることをお勧めします。

生徒B

 工事担任者1級デジタル通信を受験してみて、勉強を始めたときは初めて聞く単語が多く広い試験範囲にどのように勉強を進めていけばいいのかすごく悩みました。日々の隙間時間を有効活用し勉強していくと、過去問題の正答率も少しずつ上がっていき、本番では無事合格することができました。この経験をこれからの資格取得に活かしていきたいと思います。

生徒C

 2年電子科では、クラス全員で第1級デジタル通信の取得のために学習してきました。始めた頃は、覚えることもなかなか覚えられず、過去問を解いても全く合格点に届きませんでした。しかし、毎日こつこつと過去問を解くことで徐々に覚え、安定して合格点に届くようになりました。本番ではその成果を発揮し、無事に合格することができました。他の資格試験においても、今回のことを活かし取り組んでいこうと思っています。

生徒D

 工事担任者1級デジタル通信を受験してみて、最初は覚えることが多く過去問を解いても点数が低かったため不安な気持ちになりました。しかし、毎日の空き時間を使って勉強したり、友達と教えあったりすることにより過去問の点数が合格点を超え、自信を持てるようになりました。無事合格でき、地道に努力する大切さを学びました。今後も努力を怠らず、物事に取り組んでいきたいと思います。