Pマーク取得事業者の横顔:㈱ワイドシステム

株式会社ワイドシステム
代表取締役
磯山 晃 氏

 私達ワイドシステムは創業34年目の総合通信販売の会社です。ほかより、ちょっと優れた、一味違う、あると便利、あると楽しい商品の提案を目指しております。
 創業当社は小さな新聞広告に一商品を掲載して電話注文を受けておりました。現在ではインターネット販売中心に新聞広告、テレビショッピングと広告媒体を広げて生活雑貨を中心に日本全国のお客様に向けて販売を行っております。
弊社はお客様、お取引様働く仲間に対して常に自己の良心に忠実で、人の心を自分のことのように思いやる精神(忠恕)に基づいて行動します。
 時代の動きやニーズを敏感に捉えながら真の豊かさと快適さを提案します。そこには次代を担う総合通信販売会社として、ひとりでも多くの方の笑顔やよりよい暮らしのお役に立ちたいという願いがあります。
 「安全で品質の高い、価値ある商品を創出する」それは企業として当たり前のことですが、この当たり前のことに真剣に取り組み日々積み重ねていくことこそお客様の安心や満足につながり、さらにお客様との信頼の構築につながると私たちは考えます。
 ワイドシステムはこれからもほかより一味違う商品とサービスを真心込めてお届けし、明日に向かって確かな歩みを続けてまいります。

人気商品紹介

 最近の弊社の人気No1商品は家庭用の真空パック器「真空パックん」です。この商品は食品の保存だけではなく、調理に使えることも人気要因のようです。最近では低温調理などにも便利だと問い合わせも増えております。また、家庭用なのですが以外にも飲食店等のお店の方にも重宝されているようです。


人気商品の「真空パックん」

 人気No2は自社オリジナルの財布です。この財布は社員が自分で実際に使いながら何度もサンプルを作り試行錯誤を繰り返しながら「これなら買う!これなら欲しい!」を形にしたものなので便利さを優先にしながらもブランド品に負けない品格を保ちながらリーズナブルな商品開発をしております。是非一度弊社店舗を覗いてみてください。お待ちしております。

同社では様々な財布を製作・販売している

プライバシーマーク取得を決意した理由

 通信販売業ではお客様の個人情報をお聞きして商品をお届けしております。近年、企業の個人情報漏洩のニュースが取り上げられる度に社内でも注意喚起はしておりましたが、部署による温度差や社員の中には他人事かのように聞いている社員も少なくないと感じておりました。大切な個人情報を適切に管理することを社内に注意喚起だけでは徹底できないと判断し、何か全社員が個人情報の取扱を真剣に取り組める仕組みはないのかと検討した結果Pマークの認証制度を社内へ導入することを決意いたしました。

導入過程

 物理的なゾーニングで工事やレイアウト変更、お客様からお預かりしている膨大な個人情報の特定、論理的なアクセス制限の設定や記録の取得等どれも時間のかかる作業でした。特に大変だったのは通信販売の誌面広告やネットショップのページに掲載するプライバシーポリシー等の同意文表記と同意取得の対応でした。

 各店舗の店長たちとインターネットモールの仕組みを確認し、試行錯誤しながら個別に対応したり誌面広告では限られた誌面のスペースにどうやって文面を組み込むか誌面編集者と調整したりと各部門の担当者と協力しながら対応しました。

運用開始後

 運用開始しても直ぐに皆が漏れなく出来ているという事はないので、月次や不定期の点検、内部監査で見つかった指摘事項については、どの規定に該当しどの様なリスクに繋がるのか説明し、理解してもらえるようにします。

事務所の様子

担当責任者の感想

 最初は実業務を行っている方への理解を得るのが大変でした。施錠やPC記録簿の記入、PC画面のロック、パスワード変更等はどれもちょっとした手間ですが、何のために必要なのかというのを理解して共有し、習慣化するまでが大変です。

 また、PMS側の視点で現場へ意見を言うことが増える分、現場の人間とはぶつかることも多いですが、PMSのルールを守って個人情報保護に努めることにより、お客様からお預かりしている個人情報を保護することができ、巡り巡って自分たちの会社を守る事に繋がるということを従業員全員が共有し、実践していくことが大切です。


社内の梱包場

審査の感想

 初回の現地審査を含めると2回目の現地審査となります。
 審査員と聞くと身構えてしまいますが、運用状況や記録の確認だけでなく、将来の環境変化やPMSを活用するためのアドバイス等についてもお話しいただけ、PMS運用の心強い味方となっていただけます。今回の現地審査では何点か指摘を受けましたが大きな不備はなく終了しました。導入した直後のPMSはまだまだ教科書どおりのPMSといった感じが大きいですが、PDCAサイクルを回して徐々に見直しを行っていき自分たちのPMSにしていきたいです。