東日本大震災 関連メール情報
震災関連メール分析結果公表について
一般財団法人日本データ通信協会では、東日本大震災に関連したチェーンメールや義援金募集メールを装って出会い系サイトに誘導する等の悪質なメール等が 依然として確認されていたところから、平成23年4月4日より専用の受付アドレスを用意して情報の収集を行い、現状の把握と分析を行ってまいりました。この度、これまでにお寄せいただきました情報の分析結果がまとまりましたので公表するものです。
チェーンメールでは、「節電の呼びかけ」が全体の約3割を、悪質なメールでは「緊急連絡を装ったメール」が全体の約6割を、それぞれ占める結果となっています。
チェーンメールや悪質なメール等は、誤った情報や不確実な情報が記載されています。受信した場合は、報道や行政機関のウェブサイト等の信頼できる情報源で真偽を確かめて下さい。また、チェーンメールは、転送をしないようにして下さい。心当たりのない電子メールは、メールの開封や記載されているURLのクリック等は行わないようにして下さい。
今後、新たな形態のチェーンメールや悪質なメール等が発生する可能性もありますので、引き続きご注意下さい。
1. チェーンメールの分析結果
2011/4/4(月)~4/17(日)
震災関連チェーンメールの例
(1)節電の呼びかけ
【停電・節電】(チェーンメールサンプル2-1、2-2参照)
関東の電気の備蓄が底をつくらしく、中部電力や関西、九州電力からも送電を行うらしいです。<略>
(2)石油コンビナート事故
【コスモ石油】(チェーンメールサンプル1-1参照)
コスモ石油の爆発により有害物質が雲などに付着し、雨などといっしょに降るので外出の際は傘かカッパなどを持ち歩き、身体が雨に接触しないようにして下さい<略<
(3)原発・放射性物質関連
【原発で働いている人から】(チェーンメールサンプル4-1、4-2参照)
原発で働いている人だということです。第一原発1号機爆発の後、上った放射線の雲が風に流され北に向かい 13日現在、仙台上空に達したかもしれません。<略>
2.悪質なメールの分析結果
2011/4/4(月)~4/17(日)
震災関連の悪質なメールの例
(1)緊急連絡を装ったメール
緊急地震速報を装ったメール(悪質メールサンプル2-1参照)
緊急地震速報 宮城県で地震発生。強い揺れに備えて下さい。↓詳細↓<略>
(2)寄付、募金を装ったメール
救済募金を装ったメール(悪質メールサンプル1-1参照)
11日午後に発生した「東北地方・太平洋沖地震」と「大津波」の被災地・被害者の救援のため●●●では「東北地方・太平洋沖救援募金」を緊急に呼びかけています。<略>
クリック募金を装ったメール(悪質メールサンプル1-2参照)
●●●では1日1回のクリック募金の他にサイトを登録し その登録したサイトの 広告費を募金するという募金の2種類があります <略>
(3)震災関連ニュースを装ったメール
震災関連ニュースを装い有料サイトに登録させる悪質メール
【ゲスト】様へ●●●●からお知らせ
東北地方太平洋沖地震に関する情報をまとめた携帯電話での閲覧推奨サイトです。<中略>
【東北地方太平洋沖地震に関する情報】http://www. ●●●●.jp/●●●●/<中略>
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http:// ●●●●/t/login.php? ●●●●
(※日本データ通信協会注
このURLをクリックすると出会い系サイトに接続されます。)<略>
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