災害に便乗した詐欺メール・SMSに注意しましょう(2024/01/04 更新)

石川県能登地方を震源とする地震により被災・避難されている皆さまに心からお見舞い申し上げます。

自然災害時には、メールやSNSなどで、様々な情報が飛び交い、この中には真偽のわからないいわゆるデマ情報が含まれていることがあります。報道や行政機関のウェブサイト等の信頼できる情報源で情報の収集に努め、真偽を確かめて、冷静に対処してください。

また、現在インターネットで地震の寄付金を募る詐欺メールやフィッシングサイトが確認されています。 詐欺メールを見分けるのは難しいため、メール内のリンクはすべて信用せずに、普段利用しているブックマークやアプリからサイトへアクセスするようにしましょう。


新型コロナウイルスに関するチェーンメッセージ(チェーンメール)やデマの発生が予想されます。

新型コロナウイルスの感染に関して、予防対策情報や有名人・専門家からの情報として不安をあおる内容が書かれ、他者に転送を促す「チェーンメッセージ(チェーンメール)」が拡散されているとの情報が寄せられていました。
今後も状況によっては同様のチェーンメッセージ(チェーンメール)の発生する可能性がありますが、不確かな情報や間違った情報だった場合には、混乱を招く結果となります。
安易に転送せず、冷静に対処してください。


災害に関連するデマ情報に注意しましょう

真偽の分からない情報をメールで転送したりリツイートして拡散するのはやめましょう。
情報を伝えるときは、真偽を確かめてから責任を持って発信するようにしましょう。

大きな事故や地震などの災害が発生すると、インターネット上ではメールやSNSなどで、被災状況や被災者支援のための情報など様々な情報が大量に飛び交います。しかし、こうした情報の中には真偽のわからない、いわゆるデマ情報が含まれています。

災害時は不安な状況が続き、情報が錯綜しデマや誤った情報が拡散しやすくなります。根拠があやしい情報のメールやメッセージを受信しても、未確認の情報はむやみに拡散せず、一旦自分の中で保留して、デマかもしれない情報の拡散に加担しないよう注意しましょう。

1.災害時にはデマが広がります
災害時にはデマが広がります

現在、携帯・スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を使ったメールやSNSは、多くの人々にとって身近なコミュニケーション手段となっています。

災害発生時にも、安否確認、緊急情報、最新の災害情報、救急救命情報の収集や支援要請の情報発信などに大きな役割を果たしています。被災地においてこのようなモバイル端末による通信を確保することは必須といえます。

反面、メールやTwitter、LINEなどのSNS上では、実際に起こっていない事故や事実と異なる情報、必ずしも正確ではない情報、面白半分で載せたウソの情報などが発信されデマとして広がります。

2011年3月の東日本大震災では、津波・余震・原発事故と続き、国中を揺るがす大きな災害に見舞われる中、多種多様のデマ情報が発生しました。東日本大震災 関連メール情報

CHECK!

2016年4月熊本でも大きな地震があり、地震直後からSNS上では、「動物園からライオンが放たれた」「○時間以内に大きな地震がまた来る」などの悪質なデマが書き込まれ拡散しました。ライオンに関するデマでは、動物園の職員が問い合わせ対応に追われたということです。ライオンに関するデマ投稿者は、後日、偽計業務妨害の疑いで逮捕されることになりました。

2.デマが広がる理由
災害発生時においては、人々は、不安な状況が続く中、少しでも役に立つ情報を得ようとします。
「役に立ちそうな情報」を見つけると、「みんなに伝えるべき情報」と考え、情報の信頼度にかかわらず、友人や知人へ伝えようとします。
SNSでは書き込み後ボタンひとつで全世界に情報を発信することができます。災害時のこうした拡散しやすい状況と便利なツールが重なり、災害後にデマが広がりやすくなっていきます。

災害発生時においては、人々は、不安な状況が続く中、少しでも役に立つ情報を得ようとします。そして、「役に立ちそうな情報」を見つけると、「みんなに伝えるべき情報」と考え、情報の信頼度にかかわらず、友人や知人へ伝えようとします。

友人や知人から得た情報は、一般的にその価値を高く見てしまうようで、チェーンメールとなったり、SNS上で転々とリツイートされていきます。

SNSでは書き込み後ボタンひとつで全世界に情報を発信することができます。災害時のこうした拡散しやすい状況と便利なツールが重なり、災害後にデマが広がりやすくなっていきます。

3.デマがもたらす悪影響
内容によっては混乱を引き起こしたり、被災者の不安を拡大させてしまう。

災害時には、「不確かであっても避難情報や救援要請などの情報は、被災者のためになるのだから拡散しても問題ないのではないか」という声があるかもしれません。
しかし、むしろ災害時だからこそ、正確な情報が必要なのです。不確かな情報で混乱を引き起こしてはいけないのです。不確かな情報は、被災者の不安をあおってパニックを引き起こす可能性があります。
不確かで真偽を確かめないまま情報を送ることは、たとえ善意の気持ちからであってもやめましょう。

誤った情報や不確かな情報は救援活動に支障をきたす恐れがある。

誤った情報や不確かな情報は、救援現場に無用な負担を強いることになりかねず、救援現場が混乱し救援活動に支障をきたしかねません。
SNS上の書き込みやメールは転載・転送されていく中で内容が変わりやすく、刻一刻と状況が変わる中で、最初は正しかった情報だったとしても時間の経過により誤った情報になることも考えられます。

災害時の限られた通信環境を圧迫し、本当に必要な情報が行き届かないことにもなりかねない。

災害時には通信が非常につながりにくくなります。デマ情報の拡散で、通信ネットワークの負荷が上昇し、本当に必要な通信が届きにくくなるなど、通信環境への深刻な影響を引き起こすことにもなりかねません。

4.緊急時だからこそ、情報発信は正確に
誤った情報や不確かな情報は救援活動に支障をきたす恐れがある。

災害時には情報が錯綜しデマや誤った情報が拡散しやすくなります。
真偽の分からない情報が拡散すると、本当に必要な災害支援に関する情報を阻害する原因にもなりかねません。

もし、根拠の疑わしい情報・未確認の情報のメールやツイートを見たときは、もしかしたらデマかもしれないと、まずは情報の真偽を確かめるようにしましょう。
情報を誰かに伝えるときは、真偽を確かめてから責任を持って発信するように心がけましょう。


5.うのみにせず信頼できる情報かどうか確認を

政府や被災地域の自治体等も、Twitter等のSNSを活用して情報発信に取り組んでいます。報道や行政機関のウェブサイト等の信頼できる情報源で情報の真偽を確かめ、冷静に対処してください。

防災情報関連リンク(アプリ・Twitterアカウント・WEBサイト)
アプリ
※そのほかの多くの地方自治体でも防災アプリを提供しています。
WEBサイト
6.アーカイブ

東日本大震災 関連メール情報

2011年3月の東日本大震災では、津波・余震・原発事故と続き、国中を揺るがす大きな災害に見舞われる中、インターネット上では様々な情報が飛び交い、事実と推測とウソと誤解が入り混じり、多種多様のデマ情報が発生しました。デマ情報はチェーンメールやSNSでの書き込みとなり、子どもから大人まで多くの人々の間で拡散することになりました。
その際に発生したチェーンメール、電子掲示板、ミニブログ等で広がる不確かな情報や間違った情報についての注意や過去のお知らせなどを紹介しています。

ページの最初へ移動