日本データ通信協会 電気通信国家試験センター

電気通信主任技術者、電気通信の工事担任者の国家資格試験

受験の手引き

試験免除の詳細・注意事項

(1)資格による科目の免除

免除が対象となる資格を有している方は試験科目の免除を申請することができます。免除が対象となる資格を確認してください。
資格者証(写)の証明書類の提出は不要です。

(2)科目合格

①過去に受験して科目合格している場合、当該科目の試験免除を受ける事ができます。
ただし、科目合格による試験免除の申請ができるのは、科目合格した試験の行われた月の翌月の初めから起算して3年間です。
従って、本免除の適用を受けるには、科目合格した試験が行われた月の翌月初めから起算して3年以内に実施される最終試験の申請受付最終日までに試験申請する必要があります。

②免除期間の延長
以下のような特例処置にて科目試験免除期間が延長される場合があります。
・延長条件:天災等により試験が実施されない
・延長承認:総務大臣告示によって指定を受ける
・延長期間:実施されなかった試験の次試験まで有効期間を延長

③科目免除申請時に、過去の科目合格を証明する結果通知書(写)の提出は不要です。

(3)「資格と実務経歴」による科目免除申請

①資格
ア.伝送交換主任技術者、旧第二種伝送交換主任技術者又は線路主任技術者の資格を所有する方が、他の試験種別を受験する場合、資格取得後における所定の実務経験期間により、科目免除を申請することができます。
イ.詳細は、免除科目一覧表の受験する試験種別ごとの「資格」欄の「実務経験」欄を参照してください。

②実務経歴
実務経歴により科目免除を申請する場合は、経歴証明書(記入例)を作成し、受付期限までに提出してください。
ア.実務経歴として認められるもの
電気通信事業者の事業用電気通信設備の工事、維持又は運用に関した経歴。具体的には上記に直接係る設計・施工業務、保守等の設備維持・設備運用
業務、設備管理業務、運転・監視業務となります。
イ.実務経歴として認められないもの
A. 電気通信回線設備を設置していない事業者における実務経歴
(利用者の利益に及ぼす影響が大きい電気通信事業者について総務省令で指定を受けた電気通信事業者においては、指定を受けた期間の実務経歴を除く)
B. 電気通信回線設備を設置している事業者における事業用電気通信回線設備以外の実務経歴
C. 電気通信事業者における業務のうち、営業部門、資材部門、総務部門、経営企画部門、計画部門、研究・開発部門、訓練部門、放送業務部門等の実務経歴
D. 端末設備等の接続工事などの実務経歴
E. 端末設備等の故障修理、保守作業、運用作業などの実務経歴
ウ.実務経歴の内容及び実務経験年数等は、免除科目一覧表の受験する試験種別ごとの「資格」欄の「実務経験」欄を参照してください。
経歴審査に関するお問合せ先

(4)「学歴と実務経歴」による科目免除申請

①学歴
ア.一定の学歴を有する方が、学校卒業後における所定の実務経験により、科目免除を申請する場合は、学校卒業後における所定の実務経歴による経歴証明書、卒業証明書、また、電気通信工学(土木工学を含む)に関する学科を修め卒業した者(学校教育法による専門職大学の前期課程 にあっては、修了した者をいう。以下同じ。)はこれに加えて履修科目・単位を証明するもの(成績証明書等)を添付することにより、科目免除を申請することができます。
イ.詳細は、免除科目一覧表の受験する試験種別ごとの「学歴及び実務経験」欄を参照してください。
ウ.学科については以下のとおりです。
A. 「電気通信工学に関する学科」とは、工学系の電気系学科を指します。
理科系の各学科や工学系の機械系学科、化学系学科、材料系学科、土木系学科、建築系学科等は含まれません。
B. 「土木工学に関する学科」とは、工学系の土木系学科を指します。建築系学科は含まれません。
エ.「これと同等以上と認められる教育施設」については、電気通信国家試験センターにお問い合わせください。

②実務経歴
ア.実務経歴の対象は、前記(4)の②のア.と同様です。
イ,実務経歴の内容及び実務経験年数等は、免除科目一覧表の受験する試験種別ごとの「学歴」欄の該当する「実務経験」欄を参照してください。

(5)認定学校単位修得者

認定学校単位修得により「システム」の科目免除を申請することができます。申請する場合は、科目履修証明書(Word形式PDF形式)を必ず受付締切日までに電気通信国家試験センターに提出してください。卒業証明書、成績証明書ではありません。
なお、認定学校一覧表は、電気通信国家試験センターのホームページ「認定学校 検索」から確認できます。

(6)免除科目の再申請時の措置

資格及び実務経歴、学歴及び実務経歴又は認定校の単位修得により過去に科目免除と認定された試験科目を再申請する場合には以下の証明書を再度提出する必要はありません。
・「資格」欄の「実務経験」の場合は経歴証明書
・「学歴」欄の「実務経験」の場合は経歴証明書、卒業証明書及び履修科目・単位を証明するもの
・「認定校の単位修得者」の場合は科目履修証明書

また、異なる試験種別・試験科目の免除を申請する場合でも、上記の提出書類が過去に科目免除になっている提出書類と「同一」ならば再提出する必要はありません。
ただし、「経歴証明書」については、異なる試験種別又は異なる試験科目の免除を申請する場合、提出が必要です。

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