転送状況 2011.03.30

転送状況03/14~03/27

今週も引き続き、震災に関連するチェーンメールが多く転送されています。
内容としては、以前紹介した節電の呼びかけや放射性物質への注意などが目立ちますが、最近はランドセル寄付の呼びかけ、被災者への衣料の提供、計画停電についてなど多種多様のチェーンメールが派生しています。

また、震災とは関係のないチェーンメールも多くなっており、その中でも、受信者を怖がらせて転送させるパターンの『幸福・不幸(の手紙)系:親友のりんちゃんに裏切られた』が多数を占めています。

学校が休みに入り、連休期間に新たに携帯を持ち始めた子どもは多くいると思います。 更にこれから新学期に入り、新しい交友関係からアドレス交換の機会も増え、例年の傾向からメールのやり取りが活発になる時期でもあります。
ぜひ、保護者の方や学校での授業、セミナーなどの講義で、メールやネットでのトラブルに遭わないよう、子どもたちへケータイマナーや注意すべき迷惑メール、チェーンメールについて事前に教えてあげてください。
当センターでも分かりやすくまとめたパンフレットを無料で配布しておりますので、必要な方は随時お申し込みください。

募集系:東日本大震災に関連するチェーンメール3』

g.「義援金募集」に関しては、善意に基づいての募金の呼びかけのもので、現在流行している迷惑メールや詐欺メールによくある口座番号を偽ったものや、URLをクリックさせて悪質なアダルトサイトを表示させ、料金請求するようなものではありません。(※ただし内容は今後改変される恐れもありますのでご注意ください。)

当センターでは、内容を問わず「誰かに転送を促す」内容は全てチェーンメールであり、これまでと同様に、善意・親切心に基づいた内容であっても転送はやめていただくようお願いしています。

これは、チェーンメールの性質上、発信元が分からないことや転送されていく上で内容が書き換えられたり、情報を訂正することが出来ない点、デマ情報が恒久的に連鎖していくとい点で、チェーンメール自体が情報伝達には有害な手段であるのです。

誰かに転送をする時、本人は友人や狭い範囲の知り合いを想定して送っているかもしれませんが、一度メールとしてネットに流れた情報は広大なネットワークの中で時間・距離を関係なく伝播していきます。自分が送ったメールがこの先何年も大勢の人を不安にして惑わせ続けるメールとなるのです。チェーンメールの作成者ではなくても送ってしまった以上責任は変わりません。誰かに内容を教えたいのなら転送ではなく、自分の言葉で知らせたい人にだけ送ればいいのです。「誰かに回して」など余計な言葉はいりません。

h.「レイプ 強盗等が増えています」については、震災直後から転送され続けているようですが、注意喚起というよりも行き過ぎた事実を超えた内容で、受け取った人をいたずらに不安にさせて転送させようとする「幸福・不幸(の手紙)系」に近いものがあります。
事件や防犯に気をつけることは大事ですが、根拠もなくあやしい情報を広めれば多くの人の不安感をあおってパニックにもつながりかねません。非常時だからこそ、慎重な対応をお願いします。

考えよう家族みんなでスマホのルール

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