転送状況 2007.10.12

週間転送状況09/24~10/07

 9/28に紹介したチェーンメール(主婦(ママ友達)の間で流行しているチェーンメール)は、その後、全国的に流行しているようです。

『再掲 募集系:主婦(ママ友達)の間で流行しているチェーンメール』

 当センターへ転送されてきた文面を見ると、内容が次々と書き換えられ、被害のあったとされる地名、スーパーの名称もエリアごとに地元の名称に書き換えられています。このために、「この辺りの話」「近所で実際に起こった」「変質者が多いから」というように、受け取った人が、思いつく限りの身近に起こった事件が引き合いに出され、余計に自ら危機感を煽り、周囲に転送する人が多いのではないでしょうか。

文末の書き換え例:

  • なるべく、たくさんのママにまわして下さい!
    子供を守ろうとママ友達からのメールです。よろしくお願いします!
  • 出来るだけ広めて下さい。ってメールまわってきたから送るね!!返信はいらないからね。
    友達に送ってくださいっ
  • 子供を1人にすることのないように気をつけよう。といぅメールが届いたので転送します。ちょこちょこするから目をはなさないようにお互い気を付けましょう(>_<)なるべく沢山の人にまわして、防いでいきましょう

 このチェーンメールは、いわゆる「幸福/不幸の手紙系」と異なり、“情報を多くの人に伝えよう”という、人の善意につけこんで拡散させることを狙った「募集系」のものです。
募集系の場合、転送した人が“良いことをした”と思ってしまうこと、すなわち自分のしたことの意味を理解していないことが最大の問題です。相手のためになる情報を善意で送っていると信じているために、チェーンメールとは思わず進んで誰かに回してしまう、こういうケースは、mixiで起こったウイルス情報や献血の呼びかけと同様のものです。「真偽はどうあれ、とにかく注意するに越したことはないから回す」ということを書いたメールもありましたが、ウソの情報を広めるのは迷惑行為です。事実、名前の挙がっているスーパーでは大変迷惑をしていることでしょう。

 転送することを含めてメールを送るということは、送る人の責任であることをまず自覚する必要があります。いくら知り合いからのメールだからと言って鵜呑みにし、内容に責任を持てないメールを他の人に送ってはいけません。
まして、このようなチェーンメールを転送することで、転送した人“こそ”が嘘の情報を拡大させており、その【責任】はオリジナルを作った犯人と同等といえるでしょう。

 このメールは、子供を思う親の気持ちに付け込んだ悪質なメールであり、まぎれもないチェーンメールです。どうか転送するのはやめてください。

サンプルとしてチェーンメールの内容を載せていますが、大部分を省略し、画像としています。

これは、テキスト形式で全文を紹介した場合、そのまま誰かに悪用され、新たなチェーンメールとなることを防ぐためです。

考えよう家族みんなでスマホのルール

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