情報通信エンジニア優良団体表彰 – 扶桑電通株式会社

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平成30年度情報通信エンジニア優良団体表彰(1)

情報通信エンジニア制度は今後一層重要性を増してきます

扶桑電通株式会社

管理本部 人材育成推進室 室長 今野 修氏
サポートサービス本部 エンジニアリング統括部長 石川守雄氏
サポートサービス本部 エンジニアリング統括部長代理 上地浩夫氏

サポートサービス本部エンジニアリング統括部・石川守雄統括部長(左)と日本データ通信協会・高嶋幹夫専務理事(工事担任者スキルアップ委員会委員、右)

電気通信事業法第71条が定める「工事担任者」は、電気通信設備の接続を行う際に必要とされる国家資格である。この工事担任者の知識や技術の向上を目的に作られたのが「情報通信エンジニア」制度で、同制度を運用する工事担任者スキルアップガイドライン委員会(事務局:日本データ通信協会)では、制度の普及促進を図る目的で、情報通信エンジニアの育成と資格取得を支援している団体を「情報通信エンジニア優良団体」として毎年表彰している。

「平成30年度情報通信エンジニア優良団体の表彰について」

編集部で、平成30年度の受賞8団体の1つである扶桑電通株式会社への表彰状授与式に同席し、受賞の声を聞いた。

 昭和23年創業の扶桑電通㈱は、従業員数960名、売上高約360億円と業界の中でも確固とした地位を占める情報通信ベンダー会社だ(いずれも数値は平成29年9月期決算による)。事業は大きくネットワーク・ソリューション・ファシリティの3つの部門から成り、ICT分野の幅広いニーズに対し、「ICTコンビニサービス」というキャッチフレーズを掲げて包括的に対応が可能な体制を構築している。

 昭和23年に電話設備工事の会社として創業した扶桑電通にとって、電気通信工事担任者の充実は事業を行うための前提条件であると言ってよい。工事担任者の知識向上を目指す情報通信エンジニア制度は、社員のスキルを維持する上で重要な資格となっている。資格保持者数は全国でトップの地位を維持し続けており、平成30年度も資格保持者60名は全国の企業でナンバー1だ。

 「今年も「情報通信エンジニア優良団体表彰」を賜り、誠にありがとうございました。連続の受賞に対し大変名誉なことと感謝しています。当社は工事担任者制度が現在の形に改正される前のアナログ第1種の時代から試験を受け続けています。社内では工事部門の資格取得は全員必須です」と同社管理本部人材育成推進室の今野修室長は語る。同社では、100人に上る社員が工事担任者として活躍をしている。

今野修人材育成推進室室長

 サポートサービス本部エンジニアリング統括部の石川統括部長は「工事担任者スキルアップガイドライン委員会」のワーキンググループメンバーとして、「情報通信エンジニア」のための教科書とでも言うべき「情報通信エンジニア更新研修テキスト」の執筆者のお一人として制度の発展に協力をいただいてきた存在であり、「情報通信エンジニア」制度に対してひとかたならぬ愛情を注いでくれている。

石川守雄エンジニアリング統括部統括部長

 「2020年には第5世代移動通信システムサービス開始が予定され、IoTはより一層身近なものとなり、情報通信を中心としたインフラが劇的に変わろうとしています。

 その変化に伴い、品質の良い工事や利用者へのセキュリティ確保、また良質な保守作業などをお客様に提供する工事担任者には、最新の技術・知識の習得が日々求められ、それに裏づけされた責任ある行動が必須となります。

 情報通信エンジニア制度は、この工事担任者が身に付けなければならない技術・知識の習得の場としての現在唯一の制度であることから、今後一層重要性を増してくるのではと感じています。我々も更に日々精進して参りますので、本制度がますます充実発展されることを期待いたします。」(石川統括部長)

 扶桑電通株式会社の受賞の声を聞くと、同社の情報通信エンジニア制度への取組が、確かなものであることが伺える。

左より人材育成推進室の今野修室長、サポートサービス本部の上地浩夫エンジニアリング統括部長代理、石川守雄エンジニアリング統括部長

(文責:「日本データ通信」編集部)